速読 右脳 左脳

ここでは、
速読には右脳と左脳がありますが
その違いをまとめました。

右脳速読or左脳速読の
どちらを選択すればいいのか?は
読む文章との相性が全てです。

速読の右脳と左脳の違い

先に違いををざっくり言いますと、
趣味的文章は右脳、実用的文章は左脳ですが、
まずは、
それぞれのメリット・デメリットを。

右脳速読のメリット・デメリット

世の中のほとんどの速読は右脳を用います。
瞬読もフォトリーディングもです。

右脳速読は文章を出来る限り
映像にイメージ変換します。

「若い女性が古風な柄の着物を着て
雨が降りそうな夕暮れを歩いていた」

みたいに頭の中でイメージしやすい文章や
小説などいわゆる趣味的文章に向いています。

右脳速読のメリットは、
記憶に残りやすく、
1冊3分など超スピードで速読出来ると
宣伝している会社もあります。

対して右脳速読のデメリットは、
その分野について
知識がある本にしか使えないことです。

知らないことはイメージ化出来ませんよね。

逆に知っていることは
文章をなぞるだけなので速く読めて当たり前。

例えるなら、
3回観たことのある映画なら
5倍速で再生しても分かる、ということです。

次に決定的な右脳速読のデメリットですが、
才能を要するのでマスターできる人が限られる
ということです。

例に挙げた1冊3分は文字数にして約90000文字。

これだけのイメージを頭の中に繋げられるでしょうか?

出来たとしても、
内容を思い出すにも記憶が散らばってしまい
答えることは難しいでしょう。

現実に
右脳速読で1冊3分とか読めている人は
gifted(生まれつき突出した能力)な人だったりします。

例えば右脳速読で有名な
瞬読の提唱者・山中氏はソロバンの達人で
イメージでソロバンの珠(たま)が
超高速で頭の中でカチャカチャ動き

小学校に上がる前に
2桁の掛け算が出来ていたそうです。

こんなこと、
ほとんどの人は
自分には無理だと思うのではないでしょうか?

右脳速読をマニュアル通りにやってみたけど
結局出来なかった!
と言う人があまりに多いのは
右脳速読は人を選ぶ速読術だということです。

左脳速読のメリット・デメリット

左脳は、
論理的な思考や分析の際に働きます。

まず、
左脳速読のメリットは、
シンプルに技術論から成り立っていますので、右脳と違い
特別な才能は不要で誰でもマスター出来ることです。

左脳速読は主に、序論→本論→結論に着目した
文字情報の取得スピードを上げる訓練が
そのまま速読トレーニングになりますので、
右脳速読と違いイメージ化や眼球トレーニングは一切不要なのです。

左脳速読は、言語、計算、問題文などの
論理的で説明調の文章をある流れに沿って
脳内処理します。

論理的で説明調の文章を別の言い方で言えば、
カタい文章、読み手が楽しみたいとは思わない文章、
趣味ではなく
読まざるを得ない実用的文章といった感じでしょうか。

そして何よりも左脳速読のメリットは、
試験場で出会うような初見の文章や
ビジネスでの企画書・報告書にも強く
がっしりと論旨を掴んで離しません。

左脳速読では
文章を理解した上でインプットするため
読み返しが無くなります。

ですので、
あなたが、
特にgiftedでもなく、
かつ
勉強などで新しい知識や概念を仕入れる場合は
迷わず左脳速読をおすすめします。

そして、
左脳速読のデメリットですが、
スピード面では右脳速読に負けることです。

確かに情報処理速度は左脳<右脳ですから。

右脳速読は数万~数十万文字/分に対して

左脳速読は3000文字/分~頑張っても一万文字/分くらい。

ちなみに
日本人の平均は、600文字/分です。

それでも
左脳速読で読むと、
これまで2、3日に分けて読んでいた本を
30分で読破できるくらいにはなれます。

もちろん理解力は犠牲になりませんし
本の内容は頭に残ります。

速読チャンピオンになるのが目標ではなく
資格試験や大学受験で結果を出したいなら
この速さで充分ではないでしょうか。

隣の受験生が
長文で問題文意把握に苦戦して
時間消費している状況で
余裕で次のページを
パラッとめくれるくらいにはなれますので。

右脳速読or左脳速読

ここまで、
速読には右脳と左脳があり
それぞれのメリット・デメリットを書いてきました。

速読の右脳と左脳の違いはまとめると
趣味で楽しめばよいのか、
実用でインプットが必要か、
と言えます。

あなたが趣味で小説などたくさん読みたいなら
右脳の速読が向いていると言えますが
某社の宣伝通り1冊3分で読めるかは分かりません。

対して、
勉強などで新しい知識や概念を仕入れる場合は
迷わず左脳の速読をおすすめします。

最後に、
試験やビジネスに使える
本物の左脳速読を紹介します。

これはその左脳速読著者の松平勝男氏の実績です。
※上場企業に勤めているので顔出しNGですが。

かつては平凡な浪人生だった氏を、
東大文1→大学院→難関資格と
合格させてくれた左脳の速読です。

難関試験を勉強→突破する中で磨いてきた
王道にして正道と言える速読術が、
237ページで学べるのです。

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