速読の一種、フォトリーディングは
文章を写真(photo)のように脳へ撮影していく
手順から名づけられました。
フォトリーディングは
読書前の下準備が必要で
読書後に「マインドマップ」で読んだ内容を整理
する少し面倒な速読法なのです。
面白いのは
フォトリーディングの効果は人によって
はっきり分かれることです。
ごく少数の人は
「フォトリーディングは効果があった!」
というのに対して
ほとんどの人は
「フォトリーディングは効果なしだった」
「結局、できなかった」
中には
「フォトリーディングなんて嘘だ」という評価まであるのです。

フォトリーディングの効果は個人差があるのはなぜ?
まず
フォトリーディングはいわゆる
右脳を用いた速読法です。
今、世の中のほとんどの速読は右脳を用います。
右脳はイメージや直感を司り
左脳は理屈や計算を司ります。
右脳を用いた速読法というのは
文面の写真記憶、
フレーズのイメージ変換などで
読んでいきます。
巷の速読ドリルなんかでは
絵本みたいに左右ページの間違え探しもありますよね。
確かに右脳速読をマスターすると
某速読が謳うように1冊3分で読めて99%忘れないなど
強力な武器にはなりますが
gifted(生まれつき)な資質が必要なため
ほとんどの人には出来ません。
例えば、某速読の例で換算するに
1分間あたり30000文字(!)を
超高速でイメージ変換の世界など
あなたは想像出来ますか?
そして
生体的に
右脳は左利きが優勢
左脳は右利きが優勢な事実もあります。
体内で神経がクロスしているわけです。
あなたがどちら利きなのかは分りませんが
人口の9割が右利きであるのに
その逆の右脳で速読しようなんて
そもそも無理があると思いませんか?
もちろん左利きの人でさえ
超高速イメージ化や
写真記憶なんて出来ない人が大多数なはず。
現に、
フォトリーディングの効果があったという人は
あなただから出来たんでしょ?と
突っ込みを入れたくなるエピソードの持ち主ばかりです。
例えば
異常な速さで絵の間違い探しを全部見つけたり
小学校に上がる前に2桁の掛け算暗算が出来ていたり。
これらはまさに右脳的能力で
この人たちにとって
写真記憶やイメージ変換はお手の物なのでしょう。
我々普通人とは感覚が違うのです。
以上から
フォトリーディングの効果は個人差が
あって当然なのです。
試験に役立つ左脳型速読術とは
一方、
理屈や計算を司る左脳を用いた速読術は
人を選びません。
まず、
左脳速読は、
シンプルに技術論から成り立っていますので、
特別な才能は不要で誰でもマスター出来ることです。
主に、序論→本論→結論に着目した
文字情報の取得スピードを上げる訓練が
そのまま速読トレーニングになりますので、
イメージ化や眼球トレーニングは一切不要なのです。
試験に出る文章は理屈っぽい論理的
=カタいので左脳にぴったりなのです。
何よりも左脳速読は
論旨をしっかりつかんで読むので読み返しが必要ありません。
これは試験本番などでは本当に助かります。
左脳速読は
確かにスピード面では右脳速読に負けます。
先ほどの例では
とても1冊3分では無理です。
それでも
これまで2、3日に分けて読んでいた本を
30分で読破できるくらいにはなれます。
※3000文字/分(日本人平均の5倍)
もちろん理解力は犠牲になりませんし
本の内容は頭に残ります。
その速読術がこちら
平凡な多浪生だった松平勝男氏(現在上場企業勤務)を
東大文1→東大院
→多数難関資格に一発合格させてくれた
試験に役立つ左脳型速読術です。

王道にして正道と言える速読術が、
237ページで学べるのです。
フォトリーディングの効果みたいに個人差はありません。
